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    キーワード学習法

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    本日は、「先取特権の不可分性を特約によって排除することができるか」という平成16-14-アの肢を使って勉強方法をご紹介していきたいと思います。

    「~未出の判例対策1~」の記事をご覧になっていない方は、先にこちらをごらんくださいませ。導入編となっております。

    さて、この「先取特権の不可分性を特約によって排除することができる」という通説は、掲載されている書籍が少なく、それ故、出題が予想できない論点であったこと、しかしながら、民法の一般的な考え方をきちんと理解していれば、解答をすることは可能であったことというお話まで「~未出の判例対策1~」においてさせていただきました。

    では、その一般的な考え方というのはなんでしょうか。

    その手掛かりとなるのは、民法349条です。

    (契約による質物の処分の禁止)
    第三百四十九条  質権設定者は、設定行為又は債務の弁済期前の契約において、質権者に弁済として質物の所有権を取得させ、その他法律に定める方法によらないで質物を処分させることを約することができない。

    ご存じのとおり、「流質契約の禁止」を定めた条文です。

    その趣旨は、設定者・債務者は、融資を得ようとする弱い立場であるので、借りるお金に比べてかなり高価な物を債務不履行時にただちに移転する(停止条件付代物弁済契約)などの不利な特約がさせられてしまうおそれがあります。それゆえ、設定者・債務者保護のため、この条文が存在するわけです

    そんなことは「デュープロセス」にも「オートマシステム」にも「ブレークスルー」にも書いてある(私は「デュープロセス」以外は読んだことがないので推測ですが)、いまさら片口なんぞに言われるまでもなく知っているわ、と言いたくなるでしょう。

    しかし、この条文を通じて私が申し上げたいことは、「民法には、弱い立場の者を制限するような当事者の特約(契約自由)を制限するという考え方が根底に流れている」ということです。

    同趣旨の条文は他にもありますよね。


    このことは、裏を返せば、強い立場の者を制限する特約は妨げられない(妨げる理由はない)と考えることができます。

    先取特権の不可分性は、いうまでもなく、先取特権者にとって有利な性質です。

    先取特権者は債権者ですから、通常、債務者に対して強い立場にあるといえます。

    したがって、強い立場の者を制限する不可分性を排除する特約は有効である、と考えることができます。


    いかがでしょうか。このように、1つ1つの条文の趣旨・本質を理解していれば、他の論点に(自分の知らない論点に)あたったときに、考え方を応用することができます。

    前回までの記事でご紹介しましたように、本質の理解が未出の問題の対策につながるのです。



    しかしながら、「なるほど、よくわかった」とここで勉強を終えてしまっては、少しもったいないです。

    せっかく、「民法には、弱い立場の者を制限するような当事者の特約(契約自由)を制限するという考え方が根底に流れている」ということを確認したのでありますから、同じような考え方をとっている論点を再度検討してみるべきです。


    少し、頭の中で同趣旨の条文を思い浮かべて見てください。















    (考え中)














    (考え中)














    (考え中)














    (考え中)














    以下、具体例を掲げておきましょう。

    (時効の利益の放棄)
    第百四十六条  時効の利益は、あらかじめ放棄することができない。

    ⇒債権者が自己の有利な立場(お金を貸す側)を利用して、債務者に時効の利益の放棄を強制するおそれがあるからです。

    (遺留分の放棄)
    第千四十三条  相続の開始前における遺留分の放棄は、家庭裁判所の許可を受けたときに限り、その効力を生ずる。

    ⇒親の権威をもって遺留分権利者の意思を抑圧し、遺留分を放棄させるおそれがあるためです。


    このように、1つのキーワードから、横断的な復習をする勉強方法のことを仮に「キーワード学習法」とでも呼びましょう

    いうまでもなく、本試験においては、全科目の全論点が一日に問われることになります。

    そのため、瞬時に頭の引き出しを切り替える能力(横断的な知識力)が要求されるわけです。「憲法から民法の頭に、総則から債権の頭に」というようにです。特に時間がない午後の科目ではそれが顕著であるといえます


    横断的な知識力を身に着けるためには、普段のトレーニングが肝心です。年度別に過去問集を解いたり、答練で演習したりすることによっても力がつきますが、普段のインプット学習においてこの「キーワード学習法」を履践することによって一層力がつくことになります。



    ぜひ実践をしてみてください。


    いきなり実践をしろと言われても困ると思いますので、何個かキーワードを挙げておきます。

    「占有改定」

    「撤回することができない」

    「善管注意義務」

    「矛盾的態度の禁止」

    「権利外観法理」



    これらのキーワードに関連する論点が何個パッと思い浮かびますか。

    思い出せるか思い出せないか微妙なところは知識が曖昧な証拠ですから、すぐにでも復習をしてくださいね。




    ちなみに、「占有改定」が関連する論点は最低でも7個は思い出せないといけません。次回はその解答編にしたいと思います(占有改定以外は解答編はありませんので、ご自分のテキストで確認してみてください)。



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    プロフィール

     

    片口 翔太

    Author:片口 翔太
    平成20年司法書士試験合格。
    法律を全く勉強したことがない初学者から1年1発合格を果たす。1発合格者の中では、トップ成績で司法書士試験を突破。

    以降、実務と共に資格の学校TACにて司法書士講座を担当。法学の素養を高めるため、大量の法学書を買い込み、年間の書籍購入費は毎年100万円を超える。

     

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