Latest Entries

    スポンサーサイト

    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。

    憲法・刑法について~第二回~ 憲法・刑法と予備校のあり方

    昨日の記事の続きです。

    私は、司法書士や行政書士試験の範囲内でしか憲法を勉強したことがない人に、憲法が「苦手科目」なんてことはありえないと申しました。

    今日はその趣旨をお話していきたいと思います。


    まずは、私が受験生であったときの話をしましょう。

    憲法の講義回数は全5回(1回3時間なので計15時間)で、テキストが1回の講義につき約50ページ進みました。

    50ページにわたる内容を、一個一個精緻に検討している時間は当然なく、「判例の結論はここだから、ここは覚えておくように」という指摘に終始する、という講義でした


    つまり、憲法という学問は「体系や論理、考え方」が非常に重要で科目であり、試験問題を解答する際にもそれが要求されるにも関わらず、いわば「暗記科目」のような扱いとなっていたのです。


    その結果、学問的な考え方ができないので、過去問を解いてもいまいち解答・理由付けに納得ができず、過去問がそのままの形で出題されたらなんとか答えられるだろうが、もし形が変形したり、判例の「趣旨」を問う問題や学説問題が出題されたら解答することができないだろうな、というのが正直な気持ちでした。

    憲法の問題は「国語の問題」という見解もあります。確かにそれは間違いではないでしょう。

    しかし、日本の「単語」だけを知っている外国人に国語の問題を解かせても答えられないのと同じように、「暗記」しかしていない人に憲法に関する国語の問題を解かせても答えられないのです



    そして、今でも予備校各社における憲法の講義回数は5回~8回程度であり、私の受験当時とあまり状況が変わっていないのが現状です。


    つまり、言い方は悪いですが、多くの予備校・講師の提供する憲法の内容は、正直「やっつけ」である可能性が高いでしょう。



    それでは話を戻します。なぜ司法書士の範囲内でしか憲法を勉強したことがない人に、憲法が「苦手科目」なんてことはありえないのか。


    答えは簡単で、「まともに勉強をしていないものを苦手というのはありえないから」です。



    要するに、現状における司法書士試験における憲法の勉強は、「学問としての憲法」ではなく「単なる試験対策」なのです。

    例えるならば、高校の定期テスト前の一夜漬けと似ていると思います。理解はしていないけど、試験に出そうなところだけをつまみ食いをする。当たればラッキーという程度のものです。

    そして、問題なのは、予備校が提供している情報や、多くの市販の司法書士試験用テキストをどれだけ一生懸命勉強しても、この状態を脱することは難しいということです。

    憲法は「時間をかけずにコンパクトにまとめる」というのが講師の中での通説といってもよい現状であり、市販のテキストにもその思想が表れているので、体系や論理、情報量よりも、簡潔さが重要視されているからです(もっとも、近年出版されている情報量の多いテキストであれば、「理解できれば」運の要素を排除できる可能性はあります)。




    確かに、この司法書士試験には運の要素があります。合格レベルの素養・知識がある人であっても涙を呑むことも少なくないでしょう。

    しかし、高校の定期テストであれば次がありますが、この試験は一発勝負です。落ちたら何にもなりません。ここで勉強したことが違う仕事で役に立つかといえば、全く役に立たないでしょう。厳しい言葉でしょうが、落ちて試験をやめてしまったら、そこに費やした時間は全く無に帰するのです。悲しいですがそれが現実です。


    そうであるならば、「運」の要素をできるだけ小さくするための努力をするべきです。合格の可能性を最大まで高めるようすべきなのです。


    では、憲法における運の要素をなくし、合格に最も近づくためにはどうしたらよいのか。

    また、「時間をかけずにコンパクトにまとめる」という予備校の通説が是か非か。実は、ここまでの話と矛盾するよう感じるかもしれませんが、私自身この思想には一定の合理性があり、「非」とは言い切れないと思っています。

    次回は、これらの話をしていきたいと思います。


    ランキングに参加しています。続きが気になる方はクリックをお願いしますw


    資格(司法書士) ブログランキングへ

    にほんブログ村 資格ブログ 司法書士試験へ
    にほんブログ村
    スポンサーサイト

    トラックバック

    http://sihosyoshi.blog.fc2.com/tb.php/3-d9eac65f

    «  | ホーム |  »

    2017-10

    • «
    • 1
    • 2
    • 3
    • 4
    • 5
    • 6
    • 7
    • 8
    • 9
    • 10
    • 11
    • 12
    • 13
    • 14
    • 15
    • 16
    • 17
    • 18
    • 19
    • 20
    • 21
    • 22
    • 23
    • 24
    • 25
    • 26
    • 27
    • 28
    • 29
    • 30
    • 31
    • »

    プロフィール

     

    片口 翔太

    Author:片口 翔太
    平成20年司法書士試験合格。
    法律を全く勉強したことがない初学者から1年1発合格を果たす。1発合格者の中では、トップ成績で司法書士試験を突破。

    以降、実務と共に資格の学校TACにて司法書士講座を担当。法学の素養を高めるため、大量の法学書を買い込み、年間の書籍購入費は毎年100万円を超える。

     

    ランキング

     応援お願いいたします。

     

    最新記事

    最新コメント

     

     

    最新トラックバック

     

     

    月別アーカイブ

    カテゴリ

    検索フォーム

     

     

    RSSリンクの表示

    リンク

    ブロとも申請フォーム

    QRコード

     

    QR

     

    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。